世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級元王者の矢吹正道(緑)が10日、三重・四日市市総合体育館で50キロ契約の10回戦に臨み、7回1分19秒TKOでタノンサック・シムシー(タイ)を下した。 3月の初防衛戦で寺地拳四朗(BMB)に敗れて以来の再起戦。序盤からの打ち合いを制し、「負けたら引退だと思っていたので、次に向かえる」と一息ついた。再び世界を目指す意向を示し、「2階級制覇かライトフライ級の王者になりたい」と話した。 矢吹の戦績は14勝(13KO)4敗。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕再起戦で勝利し、試合後のインタビューに答える矢吹正道=10日、三重・四日市市総合体育館