【シアトル時事】米大リーグ、マリナーズなどで活躍したイチローさん(48)の同球団殿堂入り式典が27日、試合を控えたシアトルの本拠地球場で行われた。日本選手として初のメジャー球団殿堂入りを果たした。 式典には元チームメートや家族らが出席。スーツ姿でフィールドに立ったかつてのスター選手に、総立ちの観客から割れんばかりの「イチローコール」が送られた。 現在、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさんは、「引退しても野球とシアトルは決して心から離れなかった。自分にとって野球は永遠の魂。これからもファンとマリナーズのために全力を尽くしたい」と英語でスピーチ。先に殿堂入りしていたケン・グリフィーさんから手渡された記念ジャケットに袖を通し、穏やかな笑みを浮かべた。 2025年に資格を得る米野球殿堂入りも確実視されている。この日は松坂大輔さんやエンゼルスの大谷翔平選手もビデオメッセージを寄せた。大谷選手は「小さい頃から目標にしていた。おめでとうございます」と、球史に名を刻んだ先輩大リーガーを祝福した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕マリナーズ球団殿堂入り式典に臨むイチローさん。右は弓子夫人=27日、米シアトル(AFP時事) 〔写真説明〕マリナーズ球団殿堂入り式典でスピーチをするイチローさん=27日、米シアトル(AFP時事)