サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会(11月20日開幕)を控え、世界を巡回中の優勝トロフィーが26日、専用機で羽田空港に到着し、セレモニーが行われた。元ブラジル代表で2002年日韓大会優勝メンバーのリバウドさんや、日本サッカー協会の田嶋幸三会長らが参加した。 高さ約37センチ、重さ約6キロで純金製のトロフィーに触れられるのは、過去のW杯優勝経験者と各国国家元首のみとされる。トロフィーを掲げたリバウドさんは「選手としてもブラジル代表としても最も重要な瞬間だった」と20年前を回顧。田嶋会長は「50年までに優勝したいという約束を忘れずに大会に臨む」と話した。 トロフィーは32のW杯出場国を含む51の国と地域を回り、日本は22番目の訪問国。27日には東京都渋谷区の日本コカ・コーラ本社に展示され、抽選当選者が間近に見ることができる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本に到着したサッカーW杯の優勝トロフィー。手にしているのは元ブラジル代表のリバウドさん=26日、東京・羽田空港