横浜スタジアムにこの日も勝利のファンファーレが鳴り響いた。ＤｅＮＡが巨人に逆転勝ちし、１分けを含む本拠地での連勝を１３に伸ばした。三浦監督は「今まで戦ってきた中で、自信に変えてくれている」。連日の活躍を見せる選手たちをたたえた。 三回に３点を先行され、序盤はメルセデスを打ち崩せなかった。五回にようやく連打で築いた無死一、二塁の好機で、「思い切った」と振り返る三浦監督が動いた。先発バッテリーに代打を送る。オースティンは三振に倒れたが、嶺井がつないで１死満塁とし、１番桑原が２点中前打。続く楠本は初球でセーフティースクイズを決め、ワンチャンスで追い付いた。 六回のマウンドに上がった平田が３人でぴしゃりと抑えると、その裏にソトが２試合連続の決勝打となる２ラン。「打った瞬間ホームランだと思った」。悠々とダイヤモンドを回った殊勲者を、ベンチはお祭り騒ぎで迎えた。 三浦監督は「雰囲気が非常にいい。明るく生き生きと戦ってくれている」。首位ヤクルトとは７ゲーム差あるが、今のＤｅＮＡは追い上げムードであふれている。 （了） 【時事通信社】 〔写真説明〕力投するＤｅＮＡ２番手の平田＝１７日、横浜 〔写真説明〕５回、ＤｅＮＡの楠本がセーフティースクイズを決め、同点＝１７日、横浜