【オークランド時事】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手が9日、敵地オークランドでのアスレチックス戦に先発投手兼2番指名打者(DH)で出場し、6回4安打無失点、5奪三振で10勝目(7敗)を挙げた。昨季の9勝を上回り、自身メジャー初の10勝到達。打者としても25号本塁打を放ち、1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)以来、104年ぶりに同一シーズン2桁勝利、2桁本塁打の偉業を達成した。 今季から先発投手がDHを兼務できる通称「大谷ルール」が採用され、5年目で初めて開幕投手を務めた4月7日のアストロズ戦から投打同時出場。同20日のアストロズ戦で今季初勝利を記録し、チーム状態が苦しい中でも6月9日のレッドソックス戦から6連勝をマークした。10勝目を懸けて臨んだ後半戦初戦(7月22日)のブレーブス戦からは3連敗を喫していた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕アスレチックス戦で力投するエンゼルスの大谷。今季10勝目を挙げ、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりに同一シーズンの2桁勝利、2桁本塁打を達成した=9日、オークランド 〔写真説明〕アスレチックス戦の7回、25号ソロ本塁打を放つエンゼルスの大谷=9日、オークランド