男子ゴルフの国内メジャー第2戦、日本プロ選手権は4日から静岡・グランフィールズCCで行われる。8月の日本プロ開催は1991年以来。6月の日本ツアー選手権森ビルカップを制し、メジャー連勝が懸かる比嘉一貴、7月の全英オープン選手権で日本選手最高の47位となった桂川有人らが真夏の戦いに挑む。 27歳の比嘉は今季の獲得賞金が5669万円でランキングトップ。3日は練習ラウンドで調整し、「いい感触。苦手意識が残るようなホールはない」。手応えをつかみつつ、「メジャーだからというわけではなく、さらに1勝、2勝と勝利を重ねたい」と気負いはない。 初めてプロの試合を観戦したのは、出身地の沖縄県で2007年に開催された日本プロ。思い入れのあるトーナメントで頂点に立てるか。 23歳の新鋭、桂川は海外メジャー初挑戦だった全英オープンで松山英樹の上をいった。「もっとできたかな、という気持ち。そう感じられるのがうれしい」。今季は4月にツアー初勝利を挙げ、賞金ランクも比嘉に次ぐ2位につけている。 今大会は「難しいコースの一つ」といい、「グリーンとグリーン周り」を警戒。気を引き締めた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本プロ選手権開幕を翌日に控え、練習ラウンドを共にした桂川有人(左)と清水大成=3日、静岡・グランフィールズCC