日本相撲協会の伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は27日、大相撲名古屋場所を新型コロナウイルス関連で途中休場した力士について、原則として休場を9月の秋場所番付の昇降に反映させない方針を示した。「ベースは今までと同じ形でやっているが、番付発表前には答えられない」と述べた。これまで場所前の感染などで全休となった場合、翌場所の番付は原則、据え置かれていた。
 伊勢ケ浜審判部長は休場した時点で勝ち越し、負け越しが既に決まっていた力士については番付を昇降させることを認めており、かど番で7日目から休場した御嶽海は秋場所も大関にとどまるとみられる。 
 名古屋場所では感染者が相次いだ。コロナ関連の休場は全43部屋のうち13部屋に上り、幕内力士は15人が休んだ。(了)
【時事通信社】
〔写真説明〕御嶽海
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 コロナ休場、番付に反映せず=かど番御嶽海、秋場所も大関に―大相撲