フェンシングの世界選手権は19日、カイロで個人2種目の決勝トーナメントが行われ、男子エペで東京五輪団体金メダルの見延和靖(ネクサス)が銀メダルを獲得した。世界選手権でエペの日本勢が表彰台に立つのは初めて。 見延は3回戦で山田優(山一商事)、準々決勝で加納虹輝(JAL)と東京五輪金メダルのメンバーに相次いで1点差で勝って4強入り。準決勝でウクライナ選手を破った後、決勝は東京五輪個人金のロマン・キャノヌ(フランス)に12―15で屈し、2015年大会男子フルーレを制した太田雄貴に続く日本勢2人目の優勝は逃した。 女子フルーレは上野優佳(中大)と東晟良(PEAKS)が8強入りしたのが日本勢の最高だった。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕フェンシングの世界選手権で銀メダルを獲得し、笑顔を見せる見延和靖=19日、カイロ(日本フェンシング協会提供)