カブスの鈴木が拙守で試合の流れを変えてしまった。3点リードの六回2死二塁の守備で、右翼へ力なく上がった飛球をまさかの落球。相手に反撃ムードを与えた痛恨の失策に、ロス監督は「打球を見失ったように見えた。風もあったのかもしれない。選手もたまにはミスをする」と苦い顔だった。 チームも救援陣が終盤に失点を重ね、延長十回にサヨナラ負け。打撃でも六回1死三塁の好機で投ゴロに倒れるなど、4打数無安打と精彩を欠いた鈴木は、試合後も厳しい表情を崩さなかった。 (ロサンゼルス時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ドジャース戦の6回、フライを落球するカブスの鈴木=8日、ロサンゼルス