陸上の世界選手権(15日開幕、米オレゴン州)に出場する住友電工所属の3選手が6日、東京都内で記者会見し、男子110メートル障害で日本選手初の決勝進出を目指す泉谷駿介は「ミスなく走り切ることが大事。自分のイメージを持って、決勝にうまくつなげていければ」と意気込みを示した。 前回の2019年大会(ドーハ)は代表として現地入りしたが、右太もも裏の肉離れで欠場。昨夏の東京五輪では、あと一歩で決勝進出を逃した。22歳の日本記録保持者は「世界との差は経験値」と言い、本番に向けて「もう一段階、上げていけたら」と話した。 個人種目で男子200メートルに出場する小池祐貴は「自分のレーンだけを見て走り切れば、誰にもファイナル進出の可能性はある」と強調。女子400メートルリレー代表の御家瀬緑は「自信を持ってレースに臨める状態。自分の力以上の走りをしたい」と抱負を語った。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕陸上の世界選手権を前に記者会見した(右から)泉谷駿介、御家瀬緑、小池祐貴=6日、東京都港区