南野、新天地で目指す大黒柱=モナコ移籍、W杯も見据え―サッカー日本代表
時事通信社 2022年06月29日 08:26:20
サッカー日本代表のFW南野拓実(27)が、イングランド・プレミアリーグ、名門リバプールから、フランス1部の強豪モナコに移籍することが28日、発表された。契約は4年。南野は「チームの助けになるために、僕ができることは全てやる」とコメントした。 リバプールでは定位置を確保するには至らず、「悔しさ、怒りと日々戦っている」と率直な思いを吐露したことがある。それでも昨季は限られた出番を生かして国内カップ戦2冠に貢献し、リーズ(イングランド)やインテル・ミラノ(イタリア)の関心も集めた。選んだモナコは若手主体のチーム。中心選手として戦うことへのこだわりが、新天地に向かう原動力だ。 11月開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会は、欧州のシーズンを中断して行われる。ドイツ、スペインと同じ1次リーグE組を突破するためには南野の力は不可欠。「試合に出場して最高のコンディションで迎えたい」。そのためにも、出場機会を確保することがまずは求められる。 今回の移籍金はリバプールに加入した際の倍以上。期待の表れだ。昨季リーグ戦3位のモナコでは欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場するチャンスもある。世界的なビッグクラブでの経験を糧に、日本のアタッカーは真価を発揮できるか。(時事)【時事通信社】
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