陸上の日本選手権第2日は10日、世界選手権(7月、米オレゴン州)代表選考会を兼ねて大阪市のヤンマースタジアム長居で行われ、男子100メートル決勝はサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒08(追い風1.1メートル)で3年ぶり3度目の優勝を果たし、世界選手権代表に決まった。 坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒10で2位に入り、柳田大輝(東洋大)が3位。小池祐貴(住友電工)は4位、桐生祥秀(日本生命)は6位だった。 女子1500メートル決勝は東京五輪8位入賞の田中希実(豊田自動織機)が4分11秒83で3連覇を遂げ、世界選手権代表入り。同100メートル決勝は君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒36(追い風0.6メートル)で初優勝。3連覇を狙った児玉芽生(ミズノ)は2位だった。 男子400メートル障害予選で、世界選手権参加標準記録をクリアしている黒川和樹(法大)は49秒81の3組1着、全体トップで11日の決勝に進んだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子100メートル決勝で力走するサニブラウン・ハキーム(左から3人目)=10日、大阪・ヤンマースタジアム長居 〔写真説明〕女子1500メートル決勝で力走する田中希実(手前)=10日、大阪・ヤンマースタジアム長居