ロッテの佐々木朗が、ソフトバンクのエース千賀と堂々と投げ合った。四回に先制を許したものの6回1失点、11奪三振の力投を見せた。 序盤のピンチをしのいだのも大きかった。一回2死一、二塁で中村晃の打球は左前へ。失点を覚悟したが、左翼菅野の好返球で二走の生還は許さなかった。三回1死一、二塁では、柳田に対してフォークを多投して空振り三振に仕留めた。グラシアルからもフォークで空振り三振を奪った。 開幕から5試合、毎週日曜日に投げてきて「中6日は緊張感がずっとある感じ」と話していた。井口監督も「ローテーション1年目の投手」と繰り返していたように、慣れないことが多い中で、疲労も自然とたまっていた。 今回は一度登録を外れて、中11日での登板。出番が金曜日となったことで、この日のように3連戦の初戦となり、エースとの投げ合いが多くなる。厳しい状況に変わっても、威力を取り戻した直球と落差の大きいフォークで切り抜けていく。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投するロッテ先発の佐々木朗=6日、ゾゾマリン