体操女子の2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪代表で、24日までの全日本個人総合選手権を最後に現役を引退した寺本明日香(26)が25日、所属先のミキハウス(大阪府八尾市)で記者会見し、「今はすがすがしい気持ち」と心境を語った。 黒のスーツ姿で髪形をショートにして登場した寺本は「新たな人生を歩むという意味で、ばっさり切らせてもらった」。引退を決意した理由について、10年ほど前に痛めた右脚や左アキレスけんのけがなどを挙げた。 今後については未定としながらも、「何らかの形で体操に携わって貢献したい。経験を生かし、日本代表のサポートができたらいい」と語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕引退会見を行った体操女子の寺本明日香=25日、大阪府八尾市