世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級タイトルマッチは22日、東京・後楽園ホールで行われ、王者の谷口将隆(ワタナベ)が同級2位の石沢開(M・T)を11回2分29秒TKOで下し、初防衛に成功した。挑戦者だった石沢は、前日計量で上限体重を2.3キロ超過し失格した。 戦績は谷口が16勝(11KO)3敗。石沢は10勝(9KO)2敗。 日本ボクシングコミッションと両陣営は試合実施に向けて21日に協議し、石沢にミニマム級の上限体重47.6キロより3キロ重い50.6キロをリミットとする当日計量を課した。石沢は22日夕に上限いっぱいでパスした。 ◇谷口将隆の略歴 谷口 将隆(たにぐち・まさたか)16年4月にプロデビュー。19年2月にWBOミニマム級タイトルマッチで敗れたが、21年12月に2度目の世界挑戦で同王座を獲得した。左ボクサーファイター。162センチ。28歳。兵庫県出身。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級タイトルマッチ、石沢開を下し初防衛に成功した谷口将隆=22日、東京・後楽園ホール 〔写真説明〕世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級タイトルマッチの1回、石沢開(左)を攻める谷口将隆=22日、東京・後楽園ホール