世界ボクシング評議会(WBC)女子フライ級の元王者で、性同一性障害による性別適合手術を受けた真道ゴー(34)が21日、大阪市内の所属ジム、グリーンツダで記者会見し、男子選手として復帰する意向を表明した。 真道は「いばらの道になるのは分かっている。賛否両論あるだろうが、それにも向かい合う」と覚悟を示した。会見後にスパーリングを公開し、男子フェザー級のプロ選手を圧倒した。 5月15日のプロテスト受検を目指し、ジムの本石昌也会長が来週にも日本ボクシングコミッション(JBC)に申請書を直接出す予定。性別変更での受検が認められれば、国内では初めての例になる。 真道は2017年に現役を引退し、戸籍の性別も男性に変更した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕男子選手として復帰する意向を表明した元女子世界王者の真道ゴー=21日、大阪市内のグリーンツダジム