北京五輪のスノーボード女子パラレル大回転に出場した竹内智香(38)=広島ガス=が20日、広島市内で記者会見し、「春夏のトレーニングをしっかりと積んで、その先にワールドカップ(W杯)のスタートに立てれば」と述べ、現役続行の意向を示した。 2014年ソチ五輪銀メダリストで、18年平昌五輪後に2年半休養。北京大会で日本女子最多の冬季五輪6大会連続出場を果たし、「想定していなかった五輪を最終的には楽しめた」と総括。今後は地域貢献活動などもしつつ競技を続ける。 北京五輪には「今回こそは気持ちよくやめられる」との思いで臨んだというが、決勝トーナメント1回戦で転倒し、相手選手の走行を妨害したと判定され失格に。「リザルトと向き合って、もう少しすっきりと競技人生を終えたいと考えるようになった」と話した。 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪については「4年後は42歳。今の自分と向き合うと、無責任に次の五輪を目指すと言うのは控えたい」とした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕取材に応じるスノーボード女子の竹内智香=20日、広島市南区