体操の全日本個人総合選手権の開幕を翌日に控えた20日、東京体育館で有力選手らが記者会見し、男子で東京五輪2冠の橋本大輝(順大)は「大会連覇が懸かる中、いい演技をして世界選手権につなげたい」と意欲を語った。 今大会は今秋の世界選手権(英リバプール)代表選考会を兼ねるが、代表入りが決まっている橋本は鉄棒やあん馬で新技に挑戦するなど、貪欲な姿勢で臨む。 女子は日本をけん引してきた寺本明日香(ミキハウス)と畠田瞳(セントラルスポーツ)が、今大会を最後に引退する。寺本は「たくさんの方が応援に来てくれるので、今までで一番楽しみ」。畠田は「体操人生で最後の演技になる。自分の経験を最大限に生かしてやりたい」と語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕体操の全日本個人総合選手権を前に、記者会見で撮影に応じる(右から)谷川翔、谷川航、橋本大輝、萱和磨、北園丈琉=20日、東京体育館 〔写真説明〕体操の全日本個人総合選手権を前に、記者会見で寺本明日香(左)から掛けられた言葉に涙する畠田瞳(中央)=20日、東京体育館