エンゼルスの大谷に待望の本塁打が生まれた。試合開始直後の一回。1番指名打者で出場すると、初球に来た高めの96マイル(約154キロ)を振り抜く先頭打者アーチ。今季8試合目、31打席目で1号ソロを右中間に運んだ。 ベンチに戻ると、他の打者が本塁打を打ったときと同様にカウボーイハットをかぶせられ、チームメートとハイタッチを交わした。 レンジャーズは救援投手でつなぐ「ブルペンデー」。先発のブッシュは後続から3者連続三振を奪ってお役御免となっただけに、大谷への1球は痛恨だった。 五回1死一塁では3番手アラードの変化球を完璧に捉え、右翼席へ。1試合2本塁打は昨年7月2日のオリオールズ戦以来で7度目となった。 5試合連続安打としたが、前日14日までは本塁打、打点がなく、開幕から本来の調子ではなかった。「甘い球を見逃すこともあるので、自分の状態がそこまで良くないのかな」と話していた大谷。この日は黒人初の大リーガーの功績をたたえるジャッキー・ロビンソン・デー。全員が背番号42でプレーする特別な日に、豪快なアーチを架けた。(アーリントン時事)。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕レンジャーズ戦の5回、2点本塁打を放つエンゼルスの大谷=15日、アーリントン