13歳の中学生、香川が存在感を示した。15番まで6バーディー、1ボギーと大健闘したが、16番でOB、18番ではバンカーに苦しみ、ともにダブルボギー。「悪いところはなかったけど、ちょっとしたところが駄目だった」。10番では、ラフからピンの手前1メートルに寄せる絶妙のアプローチでパーセーブ。同組で回った66歳の倉本昌弘を「うまい!」とうならせた。 170センチ、95キロの体格から、平均285ヤードというパワフルなドライバーショットを繰り出す。得意のウエッジでもアピールした。初のツアー参戦でも「緊張はしなかった」と言う。初日は1アンダーの60位。予選を通過すれば、2009年の伊藤誠道の最年少記録(14歳21日)を更新する。 憧れはフィル・ミケルソンと松山英樹で、夢は大きくマスターズ・トーナメント制覇。「予選を通過し、上位争いをしたい」と目を輝かせた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕5番、ティーショットを放つ香川友=14日、兵庫・よみうりCC