6月にブダペストで開幕する水泳の世界選手権に臨むアーティスティックスイミング(AS)代表が9日、東京辰巳国際水泳場で報道陣に練習を公開した。昨夏の東京五輪代表、乾友紀子(井村ク)はソロで師事する井村雅代コーチから熱のこもった指導を受け、足の動きなどを入念に確認した。 7度目の世界選手権となる乾は、五輪で実施されないソロなどにエントリーする。「まさか7回も出ると思っていなかったが、1回目から7倍成長した姿を見せたい」と意欲を示した。 東京五輪で乾とデュエットに出た吉田萌(ザ・クラブピア88)は、14歳の比嘉もえ(AS広島)と組む。吉田は「みんなを引っ張っていきたい」とチーム種目を含めて覚悟を示し、比嘉は「中学生でもちゃんと泳ぎ切れると世界に見せつけたい」と強気に話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕練習するアーティスティックスイミング世界選手権代表の乾友紀子=9日、東京辰巳国際水泳場 〔写真説明〕練習中にタブレットでフォームなどを確認するアーティスティックスイミング世界選手権代表の乾友紀子(左)と井村雅代コーチ=9日、東京辰巳国際水泳場 〔写真説明〕練習するアーティスティックスイミング、デュエット日本代表の吉田萌(左)、比嘉もえ組=9日、東京辰巳国際水泳場