エンゼルスの大谷が開幕2戦目で今季初安打を放った。1点を先制された直後の一回先頭で、フルカウントから外に逃げていく変化球にうまく合わせて中前へ。その後、ウォルシュの適時打で同点のホームも踏み、1番打者としての役割を果たした。 今季から採用された通称「大谷ルール」を活用し、前夜は開幕投手兼1番指名打者のリアル二刀流で出場した。「疲労感はもちろん、オープン戦とは違う」と話していたが、休むことなく、打者として最後までプレー。この日は来場者の先着2万5000人に大谷のバブルヘッド(首振り)人形が配布され、プレー以外でもファンを喜ばせた。 ただ、2打席目以降は安打が生まれず、チームも開幕2連敗。投手陣が踏ん張れず、6被弾で6―13とアストロズに完敗した。マドン監督は「望んでいたスタートではないが、あしたに向けて切り替えていく」と前を向いた。 (アナハイム時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕アストロズ戦の1回、安打を放つエンゼルスの大谷=8日、アナハイム