1月の大相撲初場所で3度目の優勝を遂げて大関に昇進した御嶽海関(29)=本名大道久司、出羽海部屋=が6日、長野県庁で阿部守一知事から県民栄誉賞を贈られた。同県出身では江戸時代の雷電以来、227年ぶりの新大関となった。 県庁玄関で職員の大きな拍手で迎えられた御嶽海関は、知事から花束を受け取ると笑顔で一礼。贈呈式で、「いろんな人に感謝をしながら、自分の持ち味を生かして、もう一つ上の横綱という地位にしっかり精進していきたい」と力強く語った。 阿部知事は「明るいニュースが乏しい時期だが、御嶽海関の活躍は多くの人に勇気と感動、希望を与えた」と褒めたたえ、「さらに精進を重ね、活躍してもらいたい」とエールを送った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕阿部守一長野県知事(手前左)から県民栄誉賞を贈呈され、記念撮影に応じる御嶽海関(同右)=6日午後、同県庁