ノルディックスキー・ジャンプ男子で、北京五輪の金メダル獲得や、ワールドカップ(W杯)総合優勝を遂げるなど大活躍した小林陵侑(土屋ホーム)が3日、東京都内で記者会見した。充実のシーズンを振り返り、「まさか(W杯)総合を取れると思わなかったし、(五輪で)金、銀メダルを持ち帰れるとは思っていなかった。すごくうれしい」と心境を述べた。 新型コロナウイルスの影響もあって、昨年11月から海外遠征を続け、今年3月下旬にようやく帰国。所属先の合宿が始まる5月までは英気を養うつもりで、「ゆっくりしたい。今はゴルフが楽しみ」と笑顔で語った。 来季は伝統のジャンプ週間やW杯総合で連覇が懸かる。「まずは(W杯)1勝を目指す」と謙虚に話しつつ、国内での勝利にも意欲を見せ、「札幌でできればすごくうれしい」と望んだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕W杯ジャンプ男子個人総合優勝のトロフィーと、北京五輪のメダルを手にする小林陵侑=3日、東京都新宿区