五輪連覇へ第一歩=浜田、好機逃さず―選抜体重別柔道
時事通信社 2022年04月02日 19:02:40
新型コロナウイルス流行後では初となった有観客開催で、浜田が五輪女王にふさわしい実力を示した。オール一本勝ちで優勝。「いろんな方に応援してもらえていたのだな、と感じる。それを力に今も柔道ができている」と笑みを浮かべた。 準決勝では泉に先に技ありを奪われたが、ここから本領発揮。腹ばいになった相手を畳の中央まで引きずり、寝技に持ち込んで決着をつけた。高山との決勝も、相手の捨て身技をうまくしのいで横四方固めに。立ち技で苦戦しつつも好機を逃さなかった。 五輪後初の大会は「思い通りの展開にはならなかった」と内容は不満だった。それでも女子代表の増地監督は、お互いを知り尽くした国内選手が競う中で「技で決着をつけるのは至難の業。ポイントを取られても自分の柔道に徹した」と評価。試合後の強化委員会では、異論もなく世界選手権代表に選ばれた。 「すべての面でまだまだと思っているので、一つ一つ自分の課題を克服したい」と謙虚に話した浜田。五輪連覇へ、31歳は力強く第一歩を踏み出した。(了)【時事通信社】
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