北京冬季五輪のノルディックスキー複合で二つの銅メダルを獲得した渡部暁斗(北野建設)が1日、東京ドームで行われた巨人―阪神戦で始球式を務めた。「3位が二つ」と自身の年齢にちなみ、背番号33のユニホーム。「五輪より緊張した」が、山なりでノーバウンドの球を投げ込み、「観客の前で投げさせてもらって、そこからもらえるエネルギーを感じた」と話した。 銅メダルは常に持ち歩いているが、首から掛けて投げることまでは考えなかったそう。「やってみてもよかったけど、そうすると首が重くて球が届かなかったかもしれない」と笑った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕始球式を行うノルディックスキー複合の渡部暁斗=1日、東京ドーム