西郷は勢いと安定感を併せ持っている。前週の優勝翌日に師匠の尾崎将司を訪ねて報告。褒め言葉をもらって迎えた今大会、初日からショット、パットともさえて首位に並び「いい一日だった」と顔をほころばせた。 10番から出て我慢のゴルフが続き、17番で5メートルを沈めてようやく初バーディー。「一つ入って、いい流れになった」。続く18番、折り返して2番とバーディーを重ね、4番から3連続。ピンチを招いた7番(パー3)では7メートルのパーパットを残し、これをセーブした。最終9番のボギーも「ミスパットではなかった」と引きずる様子はない。 今季これまで4戦で優勝2度と2位、10位。自信を膨らませた20歳が、春の主役を続けそうだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕12番、ティーショットを放つ西郷真央=31日、静岡・葛城GC山名