大相撲夏場所の番付編成会議で新十両昇進が決まった栃丸(29)が30日、オンラインで記者会見に臨んだ。入門から約11年で関取の地位をつかみ、「うれしい気持ちでいっぱい。何にも例えられない」と感慨に浸った。  入門から2年足らずで幕下に。十両に手が届きそうな幕下上位は何度も経験したが、膝のけがに苦しみ番付運にも恵まれなかった。初めて迎える15日間の土俵に向け、「稽古を毎日積み重ねようという思いだけ」ときっぱり。突き押しを磨いてきた苦労人は、「自分のいいところを全て出せるように頑張りたい」と意気込んだ。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 栃丸、苦節11年=大相撲