「新庄劇場」の第2章が幕を開けた。日本ハムの本拠地札幌ドームでの開幕セレモニーで、新庄監督は「ホバーバイク」と呼ばれる乗り物で宙に浮いて登場。昨年11月の就任直後から考えを練っていたとっておきのパフォーマンスで、詰め掛けたファンの視線をくぎ付けにした。 左翼フェンスが開くと、赤い上着を着てヘルメットをかぶり、バイクにまたがったビッグボスが現れた。ゆらゆらと中堅方向へ浮遊した後、グラウンド中央に降り立った。 マイクであいさつし、「今年が最後の札幌ドーム開幕戦。札幌から全国の皆さんを笑顔にできるチームをつくっていく」と高らかに宣言。札幌ドームは自身が現役時代に何度も盛り上げた場所。来季から新球場に移転するため、ラストシーズンとなる実感も込めた。 就任時に球団から、「勝利」と「ファンサービス」を託された新庄監督。まずは得意のパフォーマンスでファンを笑顔にした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕開幕セレモニーで、「ホバーバイク」と呼ばれる乗り物で宙に浮いて登場した日本ハムの新庄剛志監督=29日、札幌ドーム 〔写真説明〕開幕セレモニーであいさつする日本ハムの新庄剛志監督=29日、札幌ドーム