男子ゴルフの日本ツアーは、31日開幕の東建ホームメイト・カップで今季の国内初戦を迎える。今季は1月に賞金ランキング加算対象外で行われたSMBCシンガポール・オープンを除き、25試合が行われる予定。2020~21年シーズン賞金2位の金谷拓実、同3位の木下稜介らが初の賞金王を目指す。  元アマチュア世界一の金谷は20年にプロ転向。昨季2勝を挙げ、予選落ちはゼロと抜群の安定感を発揮した。小技が得意な23歳は今季も海外遠征に積極的に臨む構えだが、出場試合数が少なくても王座を獲得する底力はある。マスターズ・トーナメント出場のため、国内初戦は欠場する。  松山英樹、石川遼と同学年の木下稜は、昨年6月に悲願のツアー初勝利を挙げると、次戦も優勝。最後まで賞金王を争い、ブレークを印象付けた。今後の海外挑戦を見据え、さらなる飛躍を期す。  昨季2勝した43歳の谷原秀人は選手会長に就任し、今季も存在感を示したいところ。昨季3勝で東京五輪にも出場した星野陸也は、終盤に失速した反省を生かせるか。18、19年賞金王の今平周吾、総合力の指針となるトータルポイントランキングで1位だった大槻智春にも注目だ。  米国から帰国後の隔離義務違反による出場停止処分明けの石川は、3年ぶりのツアー勝利を狙う。昨季賞金王のチャン・キム(米国)、昨年の日本オープンを制したショーン・ノリス(南アフリカ)ら外国勢も手ごわい。(了)【時事通信社】
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記事名:「 初の賞金王狙う金谷、木下稜=男子ゴルフ、31日から国内初戦