【モンペリエ(フランス)時事】フィギュアスケート男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)が、世界選手権初優勝から一夜明けた27日、フランス・モンペリエで報道陣の取材に応じ、来季に向けて「何か新しい挑戦をしたプログラムを絶対つくりたい」と決意を語った。4回転ルッツ導入やフリーでフリップ2本などの可能性を示唆した。 男子で2大会連続2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ)は「銀という結果が徐々に悔しく思えてきたのが一つの成長。次は絶対(金を)取りたい」と述べた。 女子初優勝の坂本花織(シスメックス)は4回転ジャンプ習得に向け、「けがはしないようにして(練習を)やりまくりたい」と意欲を口にした。ともに2018年平昌五輪に出た宮原知子の引退を受け「ずっと日本を背負ってきてくれた存在。知子ちゃんがいてくれたからこそ自分が頑張れている」と話した。 ペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は日本勢最高となる銀をつかんだ。演技内容を反省する三浦は「この悔しい思いが来季につながる」と先を見据え、木原は「本当に成長できたシーズン」と捉えた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕金メダル獲得から一夜明け、取材に応じる宇野昌磨=27日、フランス・モンペリエ