大相撲春場所千秋楽(27日、エディオンアリーナ大阪) 新関脇の若隆景が初優勝を遂げた。本割で正代に敗れて12勝3敗となったが、平幕の高安との優勝決定戦を制した。新関脇の優勝は1936年夏場所の双葉山以来86年ぶり。琴ノ若は豊昇龍に屈して11勝4敗。正代は9勝6敗で、新関脇の阿炎、新小結の豊昇龍は勝ち越し。大関同士の一番は、御嶽海が貴景勝をさばいて11勝目。貴景勝は4連敗で8勝7敗。 十両は元小結の竜電が優勝した。 ◇十両優勝力士略歴 竜電 東13枚目 本名渡辺裕樹、山梨県出身、高田川部屋。06年春場所初土俵。18年初場所新入幕。19年名古屋場所新小結。新型コロナ対策のガイドラインに違反し、21年秋場所まで3場所の出場停止処分を受けた。190センチ、153キロ。31歳。得意はもろ差し、寄り。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕優勝決定戦で高安(手前)を上手出し投げで下し、初優勝を決めた若隆景=27日、エディオンアリーナ大阪