【ロンドン時事】ドーピングが発覚したフィギュアスケート女子の15歳、カミラ・ワリエワ(ロシア)が26日、ロシアのサランスクで行われている国内大会で団体戦の女子ショートプログラム(SP)に出場し、83.63点をマークして1位となった。複数のロシアメディアなどが伝えた。 ワリエワは北京五輪後初の大会出場。ロイター通信によると、ファンから声援を受け「ホームの観客が恋しかった」と語った。同五輪女子金メダルのアンナ・シェルバコワが82.90点で2位。ロシア勢は同国によるウクライナ侵攻の影響で、フランスで開催中の世界選手権から除外された。 ワリエワは北京五輪の団体でロシア・オリンピック委員会(ROC)の1位に貢献した後、昨年12月に採取された検体から禁止薬物が検出されたことが判明。スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定で五輪出場の継続が認められ、個人種目は4位だった。団体を含めて成績は暫定的な扱い。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕北京五輪のフィギュアスケート女子フリーを終えたロシア・オリンピック委員会(ROC)のワリエワ(中央)。左はトゥトベリゼコーチ=2月17日、北京