鈴木が2019年シーズン以来となる初日の首位スタートを切った。前後半にバーディーを四つずつ奪い、ボギーは一つだけ。アイアンショットがさえ、6番(パー4)で第2打を50センチにぴたり。16番(パー3)ではピンそば1メートルに乗せた。ドライバーに不安を残すというが、「良いショットも増えている」。オフの練習が実りつつある。 前週は新型コロナウイルスの濃厚接触者に当たる可能性があったため欠場。影響を感じさせないゴルフに、表情も明るい。 17年、19年の賞金女王は「この2年間で自信がなくなった」と打ち明ける。27歳の今、体力面も考えつつイメージを転換。「ピンばっかり狙うゴルフでは1年間戦えないので、平均的にいいゴルフを続けたい。今できる最大限のことをやりながら進化できたらいい」。穏やかに抱負を語った。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1番、ティーショットを放つ鈴木愛=25日、宮崎・UMK・CC