大島のエース大野は、悔しいマウンドとなった。憧れの甲子園で「わくわくしていた」。その分、気持ちが空回りしてしまい、球が浮いた。外野の拙守も響き、二~四回で計8失点。後半は本来の姿を取り戻したが、「序盤に自分らしい投球ができなかったのが心残り」と唇をかんだ。 同校が21世紀枠で初出場した2014年は球場で観戦。今回はアルプス席から見守られ、応援される立場になった。「たくさん応援に来てくれて力になった。夏に戻ってきて、この悔しさを晴らしたい」。聖地で投げた169球。初戦敗退の経験を糧にすると誓った。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する大島先発の大野=23日、甲子園