高安が無傷の8連勝で給金を直した。2017年春場所以来、5年ぶりだが、「特に気持ちに変わりはない。終わったのでリラックスして、気を引き締めたい」。表情は崩さなかった。 この日は、左の相四つの若元春と胸を合わせた。何度も下手を切り、最後はねじ伏せるような上手投げ。危なげない内容に、「先手を取って攻めることができた。落ち着いて相撲を取れた」。元大関の実力者が、盤石の取り口で場所を盛り上げている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕高安(右)は若元春を上手投げで下し8連勝=20日、エディオンアリーナ大阪