21世紀枠で甲子園に初出場した大分舞鶴は、エースの奥本が健闘した。控えメンバーが中心となって相手打者の苦手なコースなどを分析。それを基に投げ、序盤は走者を出しながらも得点を許さなかった。四、五回は変化球の制球が甘くなったところを痛打されたが、奥本は「細かいところまで分析してくれた。強豪を4点で抑えられたのは自信になった」と仲間への感謝を口にした。 大分県屈指の進学校で、昨秋の県大会で準優勝するなど実力も評価されていた。大舞台で恥じない力を見せ、「今までは夢の場所だったが、夏に絶対戻って来たいと思った」と次の目標を明かした。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する大分舞鶴先発の奥本=19日、甲子園