【バルセロナ時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦で16日、ユベントス(イタリア)がホームでビリャレアル(スペイン)に0―3で敗れ、2戦合計1―4で敗退した。 敵地の第1戦を1―1で終えてから、公式戦は4戦全勝。上り調子で第2戦を迎えたはずだった。前半は優勢に進めながら、得点源のモラタとブラホビッチが何度かあったチャンスを決め切れなかった。 後半に入ると守備を固めた相手を崩せず、逆に一瞬の隙を突かれてPKを許した。これを決められ、その後は攻め急ぐ中でさらに2失点。試合巧者らしからぬ惨敗に、DFダニーロは「まだ追い付くための時間はあったのに、全員で攻めに出てしまった」と嘆いた。 これで3季連続の16強止まり。リヨン(フランス)、ポルト(ポルトガル)に敗れたのに続き、またも伏兵に足をすくわれた。イタリア勢はACミランとアタランタが1次リーグで姿を消し、前週にはインテル・ミラノも敗退。2季続けて1チームもベスト8に残れなかった。優勝は2009~10年シーズンのインテル・ミラノが最後だ。 厳しい現実を突き付けられ、アレグリ監督は「未来に目を向けなければ。もうCLの結果は変えることができないのだから」と自らに言い聞かせるように話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ビリャレアルに敗れて1回戦敗退が決まり、うなだれるユベントスの選手ら=16日、イタリア・トリノ(AFP時事)