【メサ(米アリゾナ州)時事】プロ野球広島からポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指していた鈴木誠也外野手(27)が、カブスとの契約に合意したことが16日分かった。身体検査を経て、17日以降に正式発表される見通し。 複数の米メディアによると、5年総額8500万ドル(約101億円)の大型契約で、広島には1462万5000ドル(約17億4000万円)の譲渡金が支払われる。 鈴木は昨年11月にメジャー挑戦を表明。大リーグ機構と選手会の労使紛争によるロックアウトで交渉が一時凍結されたが、今月に入って再開され合意に至った。 カブスは昨季、ナ・リーグ中地区4位。多くの主力選手を放出し、チーム再建を目指している。デービッド・ロス監督は鈴木獲得の報道を受けて、「多くの球団が彼を狙っていた。公式な発表を心待ちにしている」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕鈴木誠也外野手