山下JOC会長「心強い」=30年五輪へ札幌過半数賛成で
時事通信社 2022年03月16日 20:04:02
札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピック開催について同市民や北海道民に行った意向調査で、過半数が賛成したとの結果を受けて、五輪関係者からは歓迎の声が上がった。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は「このタイミングで過半数が賛意を示してくださった。非常に心強い」と語った。 国際オリンピック委員会(IOC)による調査も今後行われる見込み。山下氏は、今回の市民への郵送調査では4割近くが反対意見を示した結果も踏まえ、「開催することが北海道、札幌の将来にプラスになるんだと、多くの方々にご理解いただけるよう丁寧に進めていくべきだ」と述べた。 1998年長野五輪ジャンプ男子団体金メダリストで、今年の北京五輪で日本選手団総監督を務めた原田雅彦氏は調査結果に「うれしい限り」。日本開催が2季連続で中止となったジャンプ・ワールドカップの来季実施に期待を込め、「追い風にしたい。そうやってウインタースポーツを発展させてきた」と話した。 北京五輪の日本選手団長だった伊東秀仁氏は「われわれが戦った北京の印象もあったのかなと思う。北京の感動を日本で味わっていただくために、一歩進んだ」と好意的に受け止めた。(了)【時事通信社】
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