照ノ富士が際どい一番を制した。機敏に回り込もうとする宇良を追い詰めたところで、勢い余って右足が土俵外へ。軍配を受けた宇良のかかとが先に出ており、辛くも行司差し違えで白星を拾った。「余裕はあった。(宇良の)上に倒れてもいいぐらいの状態だったが、ちょっと優しさで」と振り返った。  新型コロナウイルスの感染もあり、調整面で不安があった今場所。2日目は大栄翔に金星を与えていたが、「過ぎたこと。その日の一番に集中して、落ち着いて取れている」と強気の姿勢だった。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 照ノ富士「優しさで」=大相撲春場所