閉会式では国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長のスピーチに注目が集まった。開会式で「今、世界で起きていることに震え上がっている」とウクライナに侵攻中のロシアを批判したととれる発言があったためだが、閉会式では直接的な言及は避けた。「国の違いや考え方、能力の違い。その違いはわれわれを分断するのではなく、結び付けた。結び付きによって調和と平和への望みが持てる」などと語り、「誇らしいパラリンピアンによって、世界の指導者たちが感化されることを願う」とも述べた。 開催国の中国には謝意を示した。「(前回北京で開催された)2008年がパラリンピックムーブメントの新たな1章だとすると、22年は冬季大会の新たな夜明けとなった」とたたえた。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕閉会式でスピーチする国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長=13日、北京