女子走り幅跳びの秦が、5回目の跳躍で大会新の6メートル52をマークした。花岡麻帆が持つ室内日本記録まで5センチと迫る好ジャンプにも、「優勝はうれしい。でも、(室内)日本新を狙っていたから、悔しい気持ちの方が大きい」と複雑な表情を浮かべた。 冬の間、ウエートトレーニングで筋力アップに励んだ。パワーが付き、課題だった助走に力強さが増したという。今夏の世界選手権(米オレゴン州)をにらみ、「参加標準記録(6メートル82)を狙っている。クリアして出場したい」と意気込んだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕女子走り幅跳び決勝、優勝した秦澄美鈴の跳躍=13日、大阪城ホール