【バルセロナ時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は9日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)が敵地でレアル・マドリード(スペイン)に1―3で敗れ、2戦合計2―3で敗退した。ホームの第1戦は1―0で先勝。敵地でも前半39分にエムバペが先制点を決めたが、後半に3失点と大崩れした。   「あのゴールが全てを変えた。受け入れ難い、目に余る誤審だ」。試合後のテレビインタビューでポチェッティーノ監督が判定への怒りを口にしたのは、後半16分の失点シーンだ。GKドンナルンマがベンゼマに体を当てられたがファウルをもらえず、体勢を崩しながら蹴ったボールが相手に渡り、失点につながった。  ノーファウルの判定は不運だったが、問題はその後の崩壊ぶりだ。それまで正確なパスワークでレアルのプレスを突破し、エムバペのスピードを生かした攻撃でチャンスを量産していた。それが追い付かれた途端に相手の勢いにのみ込まれ、立て直しが利かぬまま逆転を許した。  2季前は準優勝、昨季は4強。メッシが加入した今季も悲願の初タイトルには届かなかった。ポチェッティーノ監督は「これがサッカー。大きな失望だ。今は冷静になり、この衝撃から立ち直らなければ」と自らに言い聞かせた。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 PSG、初Vまた届かず=後半に崩壊3失点―サッカー欧州CL