小林陵は2位だった。1回目に136メートルを飛んで首位に立ったが、風が落ち着いた2回目はライバルが大ジャンプを連発。自身が最後に臨む際には優勝ラインが137メートル付近にあり、「遠かった。もうちょっと飛びたかった」と苦笑いするしかなかった。 W杯2連勝はならなかったが、総合得点で首位の座は保った。ただ、3季ぶりの総合優勝を期待する周囲に対し、本人は「あまり(意識)してない。いいジャンプをするだけ」と淡々。北京五輪の個人種目で金、銀メダルを手にし、改めて注目を集めた後も、あくまでもマイペースで突き進んでいる。(リレハンメル時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕小林陵侑の飛躍=3日、ノルウェー・リレハンメル(AFP時事)