ロシアとベラルーシの選手に対し出場を認めたことについて、ウクライナ出身の記者が会見で憤りをぶつけた。ロシアによる侵攻で、一人のパラアスリートの命が失われたことを明かし、IPCのパーソンズ会長に対して「オリンピック休戦決議に違反した場合の規則をなぜ作らなかったのか」などと訴えた。 パーソンズ会長はウクライナで起きている惨状について、「想像することすらできない」と沈痛な面持ちで哀悼の意を示した。「ただ、北京に来ている選手はアスリート。侵略者ではない。どの選手にも敬意を払うべきだ」と理解を求めた。(北京時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕北京パラリンピックへのロシアとベラルーシの選手の参加をめぐり記者会見で質問するウクライナ人の記者=2日、北京