岡田にとっては想定外のレース展開だった。早々に先頭での単独歩となり、「10キロぐらいまでは誰かと一緒にいくのかなと思っていた」。風も影響して後半はペースダウン。「しっかりタイムを刻んでいきたかった。残念」と、優勝にも悔しさをにじませていた。 昨年10月に男子競歩で活躍した森岡紘一朗さん(現富士通コーチ)と結婚。競技環境が大きく変化した中で、「精神的なサポートを身近でしてもらえている」と感謝する。目標としていた世界選手権派遣設定記録に及ばなかったが、「反省を生かし、次はいいタイムで歩けるように準備したい」と意欲をのぞかせた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕女子20キロ競歩でリードする岡田久美子(右)=20日、神戸市東灘区