【ロンドン時事】ドーピング違反による暫定資格停止処分を解除され、北京五輪の出場継続が認められたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=が14日、ロシアのテレビ局のインタビューで、「五輪に参加できてうれしい。国の代表として最大限の努力をしたい。これは私が乗り越えなければならないステージのようだ」と語った。タス通信が報じた。 ワリエワは昨年12月に採取された検体から、禁止薬物トリメタジジンが検出され、今月8日に暫定資格停止処分を受けたが、9日に解除。スポーツ仲裁裁判所(CAS)はこの決定を不服とした国際オリンピック委員会(IOC)などの訴えを退けた。 15日からの個人種目に出場するワリエワは「ここ数日は感情的に難しい日々だった。うれしいけど、精神的に疲れた。だから、この喜びの涙と少しの悲しみがある」と心境を吐露。多くの支援に感謝し、「この困難な時期に私にとって非常に重要なもの。私は一人だと思っていたが、親しい友人や家族は決して私を見捨てない」と述べた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕練習するフィギュアスケート女子のワリエワ=14日、北京