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これまでの数十年間で、最も迅速な経済成長を遂げたのは中国ですが、次に成長を遂げている国はインドだと言えます。インドは現在、成長スピードだけでみれば、世界最速と言っても良いほどです。
インド経済の成長スピードに伴って、注目を浴びているのが「インド株」です。実はインド株は日本にいながらにして購入することが可能です。今回はインド株の魅力やインド株の買い方についてご紹介します。
長い間、我々は中国の2桁成長に踊らされてきましたが、現在のところ中国経済はその率を減らしています。その背景には、労働力の減少や製造業の衰退があり、さらに基本的なところでは、インフラ、エネルギー分野への投資に依存しすぎることが主な原因だと言えます。
中国の成長率は、ついに2022年に3.0%まで低下し、他の新興国でも、ブラジルはスタグフレーションに襲われており、ロシア経済は、欧米の制裁と原油価格の急落に悩まされていて、どこも芳しくないのが実情です。
そんな中、インドは他国の不調とは逆を行き、経済は極めて好調です。日本やロシアとは違って原油安もプラス材料として働いており、経常赤字や財政赤字の減少も顕著です。成長率で見ても、2022年のGDP成長率が6.7%を記録し中国を上回っています。今後も高い成長率を維持すると予測がされています。
しかしインド経済の発展は、成長率の向上のみが取りざたされている訳ではありません。インド経済の安定性は日増しに強くなっています。インフレ率の低下も然り、経常収支の赤字減少に加え、ルピーの安定性が向上しており、株式市場は軒並み賑わっています。
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インドSENSEXとは、ムンバイのボンベイ証券取引所上場の主要30銘柄で構成される、時価総額加重平均株価指数を指します。
2019~2023年のインドSENSEXのチャートを見ると、2020年の春に世界各国と同様にコロナ禍で打撃を受けたインド経済ですが,その後は順調に右肩上がりで推移していることが分かります。2020年の秋には、コロナ禍以前の水準を上回り小刻みな振れ幅がありながらも動きは堅調です。
国連の報告書によるとインドの人口は、2023年の半ばまでに中国を上回ると予測されています。人口の増加は、経済成長に大きな好影響を与えます。また人口に占める生産年齢の高い割合も有利な条件です。人口増加とともに労働力の強化と消費拡大が進み、経済はさらに成長を遂げると見られます。
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上記で説明したような好況のインド経済、インド株式市場に、日本にいながら投資を行うことが可能です。人気銘柄として、「タタモーターズ」や「HDFC」、「インフォシス」などがあります。
「タタモーターズ」は、「1ラークカー」として有名な自動車製造会社です。1ラークは発売当時の価格が日本円にして28万9000円と、格安の自動車を販売して注目を浴びました。それまでインドで最安値を誇っていたのは、スズキの子会社が製造・販売する「マルチ800」でしたが、1ラークカーはなんと「マルチ800」の半値に近い価格であったため、注目を集めたのも当然と言えます。
インフォシス(Infosys)は、ソフトウエア企業として、世界最大規模となりつつあります。ソフトウエア技術者は非常に優秀で、意欲的な起業家が揃っているとされ、途上国としての印象が強かったインド経済において、世界的な情報技術社会に一石を投じた栄光の象徴です。また、インフォシス(Infosys)は、インドで初めてナスダックへの上場を達成した企業でもあります。
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新興国のインドに対する投資の方法がよく分からない人もいるのではないでしょうか。インドへの投資方法としては、主に以下の4つが挙げられます。
現在、日本ではインド株式市場に上場されている株式は購入できません。そこで、海外株式市場に目を向ける投資家に注目を浴びているのが「ADR」です。American Depositary Receiptの略で、日本語では米国預託証券と呼ばれています。
ADRの仕組みとしては、米国以外で発行された株式を米国の預託銀行が取得し、その預かり証券(預託証券)を発行、米国株式市場へ上場しています。直接新興国の株を購入できなくとも実質的な株主となることが可能です。
マネックス証券 や 楽天証券 、 SBI証券 といった日本のネット証券でもADRを取り扱っており、日本株と同様に海外企業の株式を売買できます。
証券会社 | 取引 手数料 | インド ADR | インド ETF |
---|---|---|---|
◎ 約定金額の0.495%~ | ◯ 8本 | ◎ 7本 | |
◎ 約定金額の0.495%~ | ○ 7本 | ◎ 7本 | |
◎ 約定金額の0.495%~ | ◯ 8本 | ◯ 3本 |
これまで紹介してきたインドADR以外にも、インド株に投資する方法があります。それがインドETFです。ETFとはExchange Traded Fundの略称であり、「上場投資信託」とも呼ばれています。ETFは指数に連動する投資信託の一つで、証券取引所に上場しています。
ETFはインデックスファンドと似ていますが、上場しているために株式と同様の取引が可能です。インド株に投資したい場合は、代表指数である「SENSEX」や「NIFTY50」との連動を目指すETFを購入することが必要となります。インド株価指数に連動するETFも日本に居ながらにして買うことが出来ますが、ETFにはどのような魅力があるのか見ていきましょう。
ETFは投資信託の一つであるため、分散投資によってリスクを低減することができます。例を挙げると、通常TOPIX(東証株価指数)と連動しているETFを購入した場合、東証1部上場の約1,850社の全銘柄に分散投資することになります。
例えば何らかの理由で1社の株価が暴落したとしても、個別銘柄に投資している場合と違って全体に与える影響は低いため、資産が減少する可能性も低く抑えられます。
インド株に投資したいけれど個別銘柄のことがよくわからない、といった人でも投資が出来る点は魅力的です。
ETFは数千円程度という、極めて小さい金額から投資できます。株価指数連動型商品の個別銘柄全てに投資するとなると大きな資金が必要となりますが、株価指数連動型ETFならば少額から投資を始めることが出来ます。
加えて、投信と違って上場しているので、善良な銘柄が多いことも特徴の一つです。
証券会社 | 取引 手数料 | インド ADR | インド ETF |
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◎ 約定金額の0.495%~ | ◯ 8本 | ◎ 7本 | |
◎ 約定金額の0.495%~ | ◯ 7本 | ◎ 7本 | |
◎ 約定金額の0.495%~ | ◯ 8本 | ◯ 3本 |
インド株へ投資したい場合、投資信託を利用する手もあります。投資信託は、ETFと同じく複数銘柄への分散投資が可能となる方法ですが、ETFと違って非上場の銘柄が対象となります。
証券会社のほかに銀行や郵便局といった金融機関でも取り扱われています。インド株の投資信託では、アクティブ型の運用が多く見られるのが特徴です。
ETFは指数と連動するインデックス型が主流だが、アクティブ型の投資信託では個別銘柄を選定して組み込んでいきます。インデックス型よりも高いリターンが期待される一方で、手数料が多少高くなるので注意が必要です。
CFD(Contract for Difference)は、「差金決済取引」と呼ばれる方法です。CFDでは、株などの現物を売買せず反対売買によって生じる金額の差で決済が行われます。現物の取引よりも少額で始められ、基本的に手数料がかからないのがメリットです。また、取り扱っている証券会社によっても異なりますが、ほぼ24時間取引をすることができます。
一方でCFDは、大きな損失が発生する可能性があるので注意が必要です。高いレバレッジをかけることができるため、初期費用を抑えることができますが、その分損失が発生すると大きなマイナスとなる可能性もあります。ハイリスクハイリターンな投資方法であることは、しっかりと理解しておきましょう。
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インド株を取り扱っている会社は主に以下の4つです(件数は2022年6月5日現在)。
ネット証券最大手として知られるSBI証券には、2021年3月末時点で1,000万以上の口座数がります。米国ETFは307銘柄、うちインド株を対象とした取扱本数は7本、インド株ADRの取扱本数が8本、投資信託は中型・小型株も含めリスクが高いものから低いものまで幅広く扱っているのが特徴です。また投資信託は100円から購入できるので、まずインド投資を始めて様子が見たいという場合にも対応できます。
投資信託の保有残高に応じてTポイントを貯めることができ、さらにポイント投資ができる点も魅力です。
取引が可能な国はなんと9カ国!米国・中国はもちろん、経済成長が著しいベトナム、インドネシアなども網羅!海外ETFの取扱も豊富なため世界への分散投資も可能!
引用元:外国株式・海外ETF|SBI証券
手数料が他のネット証券会社と比べてもダントツで安く、1日定額制で0円です。上場企業の9割が100万円以下で購入できるので、ほとんど全ての銘柄を手数料を気にすることなく、購入することができます。
5年前から株取引を行っていますが、少額取引の手数料が安いことからSBI証券を選びました
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SBI証券はSBIグループの中核企業であり、万が一の倒産のリスクもかなり低い、優秀な企業です。他のSBIグループのサービスも使えるため、お得です。
SBI証券はTポイントと連携することによって、取引をしながらお得にポイントを貯めることができます。日常的にTポイントをよく使用する人は口座を開いて損は無いと言えます。
Tポイントと提携していて、Tポイント投資が可能だったり取引をすることでポイントを貯めることができてお得です。
スプレッドの狭さは業界でも最狭水準であり、簡単に始められるので嬉しい。
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SBI証券では仮想資金を使って取引シミュレーションを行うデモ取引を利用できません。損失を出しても実際の資産に影響がないため、デモ取引は初心者にとって嬉しい機能でしょう。
ただしSBI証券ではデモ口座がない代わりに、数百円の1株単位から株を購入することができます。失敗しても大きな損失には繋がらないので、少額から取引を始めてみましょう。
SBI証券では国内株と米国株の取引アプリが分かれています。1つのアプリでまとめて取引できるわけではないのでその点は面倒に感じるかもしれません。
そしてIPOの取扱い銘柄数が多い(2021年 86社)ものの、逆に多くの投資家がSBI証券で申し込みをするため当選確率が高くないという点もデメリットの一つです。しかし、IPOで当選するためには複数の証券会社から申し込みをするのが基本路線です。SBI証券でも申し込み、他の証券会社での申し込みも行うと良いでしょう。
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しおさん
★★★★★
2022/05/26
最近積立NISAを始めましたが、口座開設はインターネット上で簡単にできました。
積立NISAについては審査が必要なので時間は少しかかります。
ポイントが貯まる設定、クレジットカード積立の設定などを行うと、積立NISAをしつつポイントも貯めることができます。
積立NISAをするにあたっては、買付の仕方などについてきちんとガイドページが作られており、疑問を解決できます。
初めてでもとてもわかりやすいです。
てぃみさん
★★★★★
2022/05/26
マーケットや個別株の情報が豊富で、専門家のコラムも充実している。
なかなか自分では外国株式の情報を得にくいので、投資先の選定にとても役立つ。
取引もウェブ上で簡単にでき、特に米国株は手数料も安いと思う。
最近は、ドコモポイントと連携できたり、外国株式の資産状況がひと目でわかるようになったりと少しずつ改良されてますます使い勝手が良くなった。
KKさん
★★
2022/05/26
SBIは兼ねてより使用しているのとポジションを保有している関係で現在も継続して使用しております。
毎週末のメンテナンスをするのは仕方がないとは思うのですが、メンテナンス頻度の割には不具合多発の改善を強く望みます。
特にザラ場や寄り付き5分前の不具合でポジションを解消できなかったり、指値が引っかかったりする場合もあるので最悪です。
まちゃおさん
★★
2022/05/26
IPOへ当選したいため、数年IPO申し込みを継続しています。
有名ですが、IPOに申し込みし、外れるとIPOポイントが貯まり、次回IPOに申し込む際に貯まったポイントを利用すると当選確率が上がるというものです。
ここ最近はIPO参加者が多く、ポイントを集めてもなかなか当選しないという声をよく耳にしますが、いつか当たりますように。という気持ちを込めて毎回応募しています。
他の証券会社にはないポイント制度がウリだと感じています。
口座開設方法の「STEP1 口座開設を申し込む」について、申し込み方法をパソコンとスマホのそれぞれで実際の画像を使って解説します。
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\最短で翌営業日から取引可能!/
氏名・住所・生年月日などの基本情報を入力します。
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各規約のPDFを確認し、同意のチェックボックスにチェックを入れます。
入力した内容を確認します。
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口座開設の方法を選択します。本人確認書類の提出をWEB上で行う「ネットで口座開設」または提出を郵送で行う「郵送で口座開設」があります。
申し込みが完了したら、申し込み完了メールに次のステップが書いてあるので忘れずに確認しましょう。
「ネットで口座開設」を選択した場合は、メールのアドレスから専用ページにアクセスし、本人確認書類の提出をしましょう。
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SBI証券って実際どうなの?口コミや評判から徹底解説 |
楽天証券の口座数は624万以上となっています。インド株ADRの取扱本数が7本、インド株を対象とした海外ETFの取扱本数も7本となっています。こちらも投資信託が100円からとなっており、少額投資ユーザーに対応しています。楽天カードとの連動性も良く、ポイントを貯められて購入に使えます。ポイントと現金の組み合わせも可能です。
楽天会員でカードを保有しており、なおかつインド投資に興味があるのであればイチ押しの証券会社と言えます。
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楽天証券って実際どうなの?口コミや評判から徹底解説 |
2021年6月時点で口座数は、約195万とそれほど多くはありませんが、インド株ADRは8本、米国ETFは316銘柄のうちインド株を対象とする銘柄は3本取り扱っています。投資信託については、中型株や内需関連のほか成長株など幅広い取り扱いが特徴です。投資信託の保有残高に応じてマネックスポイントが貯まり、株式手数料や暗号資産に交換できるほかnanacoやWAONなどの電子マネーにも変えることができます。
またマネックス証券では、為替手数料無料や買付手数料の全額キャッシュバックなど随時多彩なキャンペーンを実施しています。
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マネックス証券って実際どうなの?口コミや評判から徹底解説 | 株式会社ZUU|金融×ITでエグゼクティブ層の資産管理と資産アドバイザーのビジネスを支援 |
CFD取引するのであれば、IG証券がおすすめです。
CFD取引ができる国内証券会社の中でも、米国株取扱銘柄数約7,000銘柄、米国ETF取扱銘柄数約400銘柄、外国株銘柄数17,000銘柄の商品ラインナップは圧倒的です。CFDを利用でき、かつ豊富な銘柄の中から投資先を選択できることはユーザーにとって大きなメリットとなりえます。
また、IG証券には投資について学べる学習コンテンツも多数用意されています。
オンラインの学習プログラム「IGアカデミー」やアナリストレポートなどが口座開設すれば無料で利用できるので、初心者の人もぜひ口座開設をしてみましょう。
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インド投資に興味があっても具体的な買い方が分からないと行動につなげることができません。インド株を買う手順を簡単に紹介します。
株を売買するためには、証券会社で口座を開く必要があります。証券会社によっては、インド株の取り扱いがないところもあるため、事前に確認が必要です。先に説明したADRやETF、投資信託の利用ができるのかについても見ておくと良いでしょう。ネット証券であれは開設の申し込みを24時間受け付けており、窓口などよりも手数料が安く抑えられています。
手数料を比較しているサイトもたくさんあるので参考にして選ぶのがおすすめです。いずれの証券会社の場合でも口座開設には本人確認書類やマイナンバーカード、金融機関情報が必要となります。口座開設をスムーズにするためにあらかじめ手元に準備しておくと良いでしょう。
インド株の個別銘柄を買いたい場合には、ADRを活用すれば購入可能です。しかし、インドの企業情報に詳しく無い場合はハードルが高いのでは無いでしょうか。有望な銘柄をいくつか紹介すると、例えば金融関連ではインドを代表する「HDFC銀行」「ICICI銀行」がおすすめです。それぞれ独自路線で事業展開を行っており、著しい成長が見られます。
IT立国として名高いインドだが「インフォシス」「サイファイ テクノロジーズ」といったIT関連企業も人気銘柄です。また神奈川に日本オフィスをもつウィプロも成長中の企業です。個別銘柄のハードルが高い初心者ならば投資信託かETFを選ぶのが賢明と言えます。プロの手で運用されるのでリスクが低く手間がかかりません。インデックス、アクティブのどちらの投資法を好むかで選ぶと良いでしょう。
新興国企業では経済成長とともに資金調達の需要があり、今は産業のグローバル化にあわせ資本のグローバル化も求められています。そのような中、ADRは有望な投資対象を求める投資家と新興国企業をつなげる橋渡しの役目を持っているのです。
経済成長率が高い新興国の有望な企業へ投資する、グローバル投資家への第一歩としてADRを検討してみてはいかがでしょうか。
インド政府が外国からの投資を規制しているので、インドの株式市場でインド株を直接買うことはできません。
インドへの投資方法は主に「ADRを購入する」、「ETFを購入する」、「投資信託を購入する」の3つです。
インド株が購入できる証券会社は、主に「SBI証券」、「楽天証券」、「マネックス証券」、「DMM.com証券」の4つです。