銀行カードローンは銀行ならではの金利なうえに、普段預金や引き出しなどで利用しているので親近感があることから人気を集めていますが、メガバンクでもカードローンの取り扱いはあります。

今回はメガバンクの大手であるみずほ銀行と、三井住友銀行のカードローンについて比較解説をしていきましょう。他のカードローンも気になる方はおすすめのカードローンをチェックしてみてください。

三井住友銀行の「三井住友銀行カードローン」とは

三井住友銀行のカードローンは、三井住友銀行の普通預金口座をもっていない人でもすぐに利用できます。申し込みもネットで行えるので、来店する必要はありません。普通預金口座をもっていると、申し込み時の入力項目が少なくなるので短時間で手続き完了できます。またお手持ちのキャッシュカードにローン機能を追加する形で利用できるので、カードが増えて財布がかさばるようなこともありません。

カードローンを申し込むときには審査があります。審査クリアできるかどうか不安な人のために「お借り入れ10秒診断」というサービスがあります。皆さんの条件で借り入れ可能かどうか、その場ですぐに診断してくれるのです。心配な人はこちらを利用するとよいでしょう。

みずほ銀行の「みずほ銀行カードローン」とは

みずほ銀行のカードローンは申し込み手続きがWeb完結になっています。つまり銀行の営業時間に本支店に赴く必要はありません。平日の日中は忙しくて銀行を訪れられない人でも、思い立ったときにすぐ申し込みができます。

みずほ銀行の普通預金口座をもっていない人でも申し込みは可能です。もし口座をもっているのであれば、キャッシュカードで借り入れができます。カードローンを利用するとATMの時間外手数料や、みずほダイレクトを利用したときに本支店宛の振込手数料が無料になるなどの特典もあります。

三井住友銀行カードローンとみずほ銀行カードローンの比較

三井住友銀行カードローンとみずほのカードローンの概要について、ここまで紹介していきました。それでは具体的にどちらの商品が、よりおすすめなのでしょうか。以下からは金利や返済方法・借入限度額、身バレ・審査スピードと5つの項目にわたって詳細に比較していきましょう。

三井住友銀行カードローンとみずほ銀行カードローン:金利で比較

将来返済することを考えた場合に、少しでも低金利の方が負担も少ないでしょう。金利で比較すると、三井住友銀行カードローン 年1.5~14.5%・みずほ 年2.0~14.0%でした。通常初回借入する際にはまだ十分な信用力がないので、上限金利かそれに近い利率を適用される可能性が高いのです。上限金利で比較するとみずほの方が0.5ポイント低いので、こちらで借り入れしたほうが利息の支払額も少なくできます。

通常限度額が大きくなるにしたがって、金利は低いものが適用されます。実績を積み重ねて借入枠が大きくなれば、下限金利に近い利率が適用されるのです。下限金利でみると、逆に三井住友銀行カードローンのより方が0.5ポイント低くなります。将来大きな金額を調達しようと思っているのであれば、三井住友銀行カードローンをこまめに利用するのも一考でしょう。

三井住友銀行カードローンとみずほ銀行カードローン:返済方法は?

両方とも返済方法は3つです。口座振替とATM(※1)、インターネットでの返済の3つのうちのいずれかを選択してお金を返していきます。ネット返済については、それぞれSMBCダイレクトとみずほダイレクトという、ネットバンキングを利用している人限定になります。

口座振替は決まった期日に自動的に引き落とされるので、うっかり返済忘れも起こりません。返済期日において、みずほは毎月10日と一律です。一方三井住友銀行カードローンは5日と15日、25日、月末の4つのなかから選択できます。給料日の直後、確実にお金のあるタイミングで返したいなど日付にこだわりのある人は、三井住友銀行カードローンを利用したほうがよいでしょう。

ATMは自行以外にもコンビニのATMでも取引できます。三井住友銀行カードローンではゆうちょのATMでも取引可能です。しかしローン専用カードのみ利用できます。キャッシュカードにローン機能を取りつけているものは利用不可なので、十分に注意しましょう。

返済方式は三井住友銀行カードローンは残高スライド型元利定額返済方式、みずほ銀行カードローンは残高スライドリボルビングが採用されています。利用残高に応じて、月々の最低支払額が決まるスタイルです。残高が少なくなると月々の支払額も減る形です。最低の支払額は三井住友銀行カードローン・みずほ共に2000円から(※2)となっています。

※1カードレスを選択の場合は(SMBCダイレクト)インターネットによるご利用となり、ATMはご利用いただけません。
※2 毎月のご返済は、返済時点でのお借入残高によって約定返済金額が設定されます。

三井住友銀行カードローンとみずほ銀行カードローン:借りられる上限金額は?

借入額はどちらも10万~800万円となっています。ほかと比較して銀行カードローンは、利用限度額の上限が大きめです。将来まとまった金額の融資を希望する可能性があるのなら、両方ともおすすめでしょう。

ただし上限に近い金額の融資を受けるには、それ相応の信用が求められます。また最初から大きな借入枠を与えられることは、ほとんどありません。最初のうちは少額借入からはじめて、期日通りの返済を繰り返して実績を積み重ねていきましょう。

三井住友銀行カードローンとみずほ銀行カードローン:他人にバレない?

お金を借りるのに後ろめたさを感じていませんか。そのような人はできることなら、周囲にバレることなく借入したいと思うでしょう。まず実家暮らしなど家族と同居している人で、家族に内緒で借りたいと思っていませんか。家族バレの可能性が高まるのは、郵送物です。これに関しては三井住友銀行カードローン・みずほともに、郵送物なしで契約可能です。

三井住友銀行カードローンでは本支店内にローン契約機を設置しています。こちらで契約手続きをすれば、その場でローンカードが発行されます。このためカードが郵送される心配はありません。みずほの場合、みずほのキャッシュカードをもっている人なら郵送なしで手続きを完結できます。

審査が完了すると「必要書類登録用URL」が通知されます。このURLをクリックして手続きして、こちらが完了すればキャッシュカードを使って借り入れが可能です。店舗で申し込んだ場合、審査が終わればお手持ちのキャッシュカードで借り入れできるようになっているでしょう。

会社の同僚バレのリスクが高いのは在籍確認時です。申し込みフォームに記載されている連絡先での勤務実態があるか確認するため、職場に電話がかかります。ほかの人がとったときにバレる危険性があるでしょう。三井住友銀行カードローン・みずほ両方とも、原則在籍確認は電話にて行われます。

しかし三井住友銀行カードローンの場合、希望すれば収入証明書など代用の書類を提出することで、在籍確認できる場合もあるようです。みずほも店頭申し込みの際に「在籍確認なしにしたい」と相談すれば、対応してもらえる可能性があるといいます。もしどうしても電話による在籍確認は避けたいのであれば、金融機関に相談してみましょう。

三井住友銀行カードローンとみずほ銀行カードローン:審査のスピードは?

三井住友銀行カードローンもみずほも、審査結果は最短当日(※)には判明します。ただしみずほの場合、パソコンやスマホのWeb申し込みだけ最短翌営業日になるので注意してください。いずれも銀行のなかではスピーディな方に該当します。銀行では業界の方針として、即日審査・即日融資は行わないことになっています。その日のうちに結果が知りたいと思うのであれば、消費者金融などの貸金業者の商品に申し込んだ方がよいでしょう。

※三井住友銀行カードローン:申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。

三井住友銀行カードローンの口コミからみるメリット3選

「審査が非常にスピーディだった」という投稿は、しばしばみられました。とくに口座をもっている人は、思っているよりも早く結果が出たという印象が強いようです。

「ウェブサイトの説明が丁寧だった」という意見も時折みられます。返済方法など使い方がわからないときにサイトをみれば、細かく説明しているので問い合わせしなくても理解できたといいます。使い勝手がよいのはメリットといえるでしょう。

審査がそれほど厳しくないのも、三井住友銀行カードローンのよりメリットのひとつです。口コミサイトをみると、何百万円単位の限度枠がいきなりもらえたという報告もありました。まとまったお金を借りたいと思っている人向きの商品といえるでしょう。

みずほ銀行カードローンの口コミからみるメリット3選

「サービスが充実しているので使いやすい」という意見がみられました。たとえばみずほのアプリでは、返済シミュレーションのサービスが含まれています。いくらお金を借りれば月々いくらずつ返済していかないといけないなど、自動的に計算してくれるので重宝するでしょう。

「オペレーターの人が丁寧に対応してくれる」という投稿もしばしばみられます。なにかわからないことがあれば問い合わせすると、こちらが納得できるまで懇切丁寧に回答してくれるので安心です。

「返済方法が多くて便利」という意見も、口コミサイトで目立ったコメントです。コンビニを含めたATMで取引できるうえに、ネットからでもお金のやり取りができます。わざわざ銀行に行かなくても各種手続きができるので、仕事などで頻繁に銀行に行けない人には重宝するでしょう。

まとめ

三井住友銀行カードローン・みずほ双方サービス面では上記の通りです。もし金利を重視するのであれば、少額借入ならみずほ・多額融資を検討しているなら三井住友銀行カードローンの方が金利は低めです。口座引き落としの期限を自分で決めたいと思っているなら、4つの選択肢を用意している三井住友銀行カードローンの方がおすすめでしょう。

三井住友銀行カードローンもみずほも、周囲に知られない対策はしっかり行っています。ローン契約機などを利用すれば郵送物がなくなる(※)ので、家族と同居している場合でも周りに気付かれにくいです。電話による在籍確認を避けたいと思っているのであれば、どちらも相談すれば善処してくれる可能性があるのです。
※ローン契約機でローン専用カードを受け取る場合、もしくはカードレスを選択される場合は郵送物はありません。

いずれも普通口座をもっていれば、お手持ちのキャッシュカードを使ってカードローンのサービスを受けられます。すでに預金口座をもっているのなら、そちらのローンに申し込んでみるのもよいでしょう。

情報提供元: NET MONEY
記事名:「 三井住友銀行とみずほ銀行カードローンを比較|金利、返済方法は?